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生前に建てるお墓は“縁起物” 最近増えている「寿陵」って?
こんにちは、大沢です。
みなさん、「寿陵(じゅりょう)」をご存知でしょうか?
「寿陵」とは、生前にお墓を建てることをいいます。
日本や中国では長寿、子孫繁栄、家内円満につながる縁起の良いこととされ、そのルーツは秦の始皇帝といわれ、エジプトではピラミッドなどにも寿陵を建てていたことが知られています。
日本では、聖徳太子や仁徳天皇などが生前にお墓を建てたと「日本書紀」などにも記されています。なんと1500年以上も昔から日本には生前にお墓をつくる「寿陵」の風習があったのです。
(以前ご紹介した昭和天皇陵も寿陵です。(「▶小野石材店のフェアを3倍楽しめる、石についてのよもやま話。」)
ちょうどこの記事を作成していたころ、テレビで「ユニークな墓石特集(水曜日のダウンタウン:6月1日放映)」を見ました。
りんごの形や煙草の箱の形、カメラ、牛、将棋の形などさまざまな形状の墓石が紹介され、石屋としても興味深くテレビを見ていましたが、番組の中には、あのガッツ石松さんも生前墓である寿陵を建てられていました。(デザインがユニーク(ボクシンググローブの形や本人の顔写真を彫ったもの)でテレビで紹介されていましたw)
小野石材店でも、生前にお墓を建てる、いわゆる「寿陵」のお客さまのご依頼、お問い合わせが増えています。
最近の傾向としても、この寿陵が一般的になってきたといわれています。
生前墓(寿陵)を建てる方が増えている理由
「縁起がいい」というだけでなく、以下のような理由が挙げられます。
まず、
・自分の理想とするお墓を建てることができる。
近年は、お墓の場所やデザインを「自分らしいオリジナルのものを」と希望される方が多いです。
お墓に対する想いは、人によってさまざまです。(テレビで取り上げられたさまざまな墓石は、極端と感じる方もいるかと思いますが(^^))
ご先祖様との距離感や、ご自身の個性など一人ひとり異なるのは当たり前で、一つとして同じものはありません。
墓地の場所から、石の種類、デザイン…。そして石材店選びまで、“納得のいくお墓をじっくり考えて建てることできる”ということです。
ご家族とも相談しながら建てることができるので、問題が起きにくいことも大きな理由の一つです。
小野石材店では、一人ひとりのお客さまの想いを大事にした、魅力ある墓石、デザインをご提案しています。
次に
・家族の負担を軽減する。
子供世代などへの経済的負担を減らそうと、生前にお墓を建てる方も多いです。
万が一のときなど、残されたご家族の精神的負担や経済的負担の軽減になります。また、生前に建てたお墓は、相続税などの税金が発生しません。
墓地や墓石、仏壇・仏具などは「祭祀財産」とされ、相続税、不動産取得税・固定資産税などの税金は発生しません。
「参考:No.4108 相続税がかからない財産」
お金の話で申し訳ありませんが、余分な費用がかからないことにこしたことはありません。
最後に
・墓地不足に備える。
東京都内では墓地不足の声も聞かれますが、山梨県ではそうした心配はまだないと思います。
とはいえ、今後団塊の世代がお墓を建てていったとき、人気の高い墓地から無くなっていくのが予想されます。
備えあれば憂いなし。という言葉もあります。早くに墓地を確保しておくことにこしたことはありません。
家の安定を呼ぶ「福墓」のススメ。
現代では、お墓を建てるのにもさまざまな選択肢が広がっています。
私だったら、「寿陵」は非常に魅力的な選択肢の一つだと感じます。
私は遺骨を納める場所としてだけでなく、子や孫が笑顔になって遊びに来てくれるようなお墓を建てたいと思っています。
(お墓参りではしゃぐ、私の娘と息子…(汗))
雑誌「月間石材(2016年4月号)」の中で、華道家の假屋崎省吾さんが特別インタビューに、
“わたくしはお墓としてのデザインを考えるとき、“お墓参り”を前提に構築しなくてはいけないと感じます。つまり、お墓とはまさしく“お墓参り”の空間そのものを指すと考えています。”
と仰っていたように、お墓は日本の心の文化である“故人を想い、偲ぶ「祈り」”を伝えていける心豊かになれる場所であってほしいと思います。
そのためには、どんな場所にどんなお墓を建てたらいいか。
じっくり考えて家族が気軽に、笑顔で訪れる場所にしたいです。
先週5月28日(土)、山梨日日新聞にも掲載された『葬祭ガイド』にも、小野石材店から「生前に用意“縁起物”の寿陵」としてご紹介させていただきました。
多くの方に見ていただけたと思いますが、「たまたま見逃してしまった!」という方のために、大きめの画像を貼っておきます(笑)」
夫婦墓(ふうふばか・めおとばか)などの個人墓の記事も注目です!
お墓ディレクター1級の取締役本部長 照山がインタビューに答えています。
写真中央が取締役本部長 照山
小野石材店では、一人ひとりに合わせた福墓(家の安定を呼ぶ)を建てるための提案・お手伝いをしています。
石というモノだけを売るのではなく、お客さまの心に寄り添い、「お墓参りの空間づくり」まで考えた墓石・デザインをご提案するため、社員全員が一つになって日々仕事に取り組んでいます。
お客さまの心に寄り添うために、日々ミーティングを通じて社員の意識を共有する営業スタッフ。
何千年、何億年かけて自然が生み出した石に、熟練した職人の技術が入ることによって石に命が吹きこまれます。
工場長の牛山。その視線の先には石に対する尊敬と、美しさを追求する熱い気持ちがあります。
入社して8ヶ月目。
入社間もない頃、参事の長田が私に言った言葉
「うちは、石を売っているんじゃないんだ。心をお客さまに提供しているんだよ。」の意味がようやく私なりに理解できてきました。
山梨県実績No1である理由、そしてその会社の社員であることに誇りを感じます。
お後がよろしいようですが(笑)、なにかご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います!(^∇^)ノ
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