スタッフブログ
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんの石の記念碑を製作[石碑・記念碑 実績紹介]
季節もすっかり冬に変わり、日中でも寒さが厳しくなってきましたが、澄みきった冬晴れの日は気持ちがいいものですね。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんの記念碑製作
さて、先日12月10日(日)に、県立韮崎高校(山梨県韮崎市若宮)で、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんの記念碑除幕式が行われました。
大村智さんと言えば、北里大学特別栄誉教授で、2015年には日本人では3人目となるノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
受賞理由は、アフリカで年間数千万人が感染し、重症化すると失明に至る感染症・オンコセルカ症の特効薬『イベルメクチン』の発見と開発でした。
「平成の野口英世」と呼ばれている大村智さんの業績をたたえ、賞を受賞した記念碑がこのたび大村智さんの母校である県立韮崎高校に完成。
大村智さんがノーベル賞を受賞した12月10日に合わせて式が行われました。
この記念碑の製作・設置を小野石材店で手がけました!
山梨県出身の大村智さんのノーベル賞受賞の記念、そしてその業績を後世に残すこのお仕事をご依頼いただけたことは大変光栄なことです。
実は11月14日(いい(11)石(14)の日!)のブログ記事で紹介した石の施工の話はこの大村智記念碑の仕事だったのです。
本日は、いい(11)石(14)の日! 山梨県石材加工業協同組合が1992年に制定。
[2017.11.14]
自社で加工できる技術がある、小野石材店ならでは
どの仕事もそうですが、石の加工には「いまできる最高の仕事を」と、完成まで紆余曲折を経て製作されています。
当初の設計どおりではなく、製作の過程で都度修正がありました。
そうした細かい要望に、小野石材店屈指の名工、児玉や柴田といった熟練の石工職人が高い技術で応えます。
削りすぎてもいけません。
本当に細かい作業を大胆に、しかし慎重に進めていきました。
石を知る、熟練の石工職人ならではの仕事です。
結果、「これは小野石材店さんだからこそ、できたことだね」という嬉しいお褒めの言葉もいただく、小野石材店の高い石の加工技術あってこそのお仕事でした。
小野石材店での施工前の仮組みの様子と、YBSテレビ取材(山梨放送)
韮崎高校での設置前に、小野石材店で記念碑の仮組みを行いました。
大型のクレーンで石を持ち上げます。細心の注意を払い作業を進める工場の石工職人たち。
安全面にも十分気をつけます。
責任者である村田も作業を見守ります。
観音さまも作業を見守っていました(?)
粛々と進む作業の中、YBS山梨放送の取材が入ります。
細心の注意を払いながら、ミリ単位の仕事を進めていく小野石材店の石工職人たち。
何度も何度も確認作業を行います。
今回の記念碑の設計をした身延山大学の柳本伊左雄特任教授(彫刻家:写真中央)も作業を見守ります。
力強い大村智さんの肖像。
モニュメントには大村さんの、座右の銘「創造開拓」の文字が。
大村さんは「大事なことは創造性と開拓精神ということでこの言葉を書いた。これを見て俺もやってやるぞという気持ちになってもらえればありがたい」と話していました。
インタビューを受ける、身延山大学の柳本伊左雄特任教授。
記念碑は、高さ約3メートル、横約3メートル10センチメートルほど。
形状は、地元の山の岩をイメージしています。
ついに記念碑が完成! 母校韮崎高校で除幕式
当日の除幕式の様子。
どの仕事でもそうですが、小野石材店で手がけた製作物が完成し、こうして設置されると、社員としても本当に誇らしく思います。
式典に参列する代表の小野(写真右端)。
隣には柳本教授。中央には大村智さんの姿も。
その隣には、韮崎高校 同窓会会長であり、前山梨県知事の横内正明さんの姿もあります。
除幕直前。
いよいよ小野石材店の石工職人たちが苦労して製作した記念碑が姿を表します!
「おお~っ!」と歓声。
同窓会会長(前山梨県知事)の横内正明さんの挨拶。
そしてご本人、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんが挨拶。
座右の銘「創造開拓」を紹介し、「後輩たちには、これを見て『やってやるぞ』と奮起してもらえたらうれしいです。若い時は失敗もあると思いますが、失敗を宝にして前に進んでほしいです。」と母校韮崎高校の学生に向けてお話されました。
高校生だけでなく、私たち社会人にも響くお言葉でした。
小野は式で、横内正明さんより感謝状をいただきました。
韮崎高校の学生たちと記念撮影。
この記念碑から刺激を受けて、一人でも多く大村智さんに続く人材が、世界に向けて羽ばたいていってほしいと思います!
大村智さんと小野のツーショット。
柳本教授とも。
今回の担当を努めた村田もしっかりと大村智さんと一緒に記念撮影w
大村智さんの肖像の裏には、大村智さんが発見したエバーメクチンの分子構造のオブジェが取り付けられています。
この日は私も駆けつけるはずでしたが、ある石の探訪記に出かけており、残念ながら式に行くことができませんでしたが…。
また、その探訪記は後ほど。
近くに立ち寄る機会がございましたら、ぜひこの記念碑をご覧になってみてください!(^^)
NEW BLOG
ARCHIVE
- 2020年5月 [1]
- 2020年3月 [3]
- 2020年1月 [1]
- 2019年12月 [1]
- 2019年11月 [1]
- 2019年10月 [1]
- 2019年8月 [1]
- 2019年7月 [1]
- 2019年2月 [1]
- 2019年1月 [1]
- 2018年12月 [1]
- 2018年11月 [3]
- 2018年10月 [2]
- 2018年8月 [1]
- 2018年7月 [1]
- 2018年6月 [3]
- 2018年4月 [1]
- 2018年3月 [1]
- 2018年2月 [1]
- 2017年12月 [1]
- 2017年11月 [4]
- 2017年10月 [2]
- 2017年8月 [1]
- 2017年7月 [1]
- 2017年6月 [2]
- 2017年5月 [1]
- 2017年4月 [1]
- 2017年3月 [1]
- 2017年2月 [1]
- 2016年12月 [3]
- 2016年11月 [2]
- 2016年10月 [4]
- 2016年9月 [1]
- 2016年7月 [1]
- 2016年6月 [3]
- 2016年5月 [2]
- 2016年4月 [2]
- 2016年3月 [2]
- 2016年2月 [3]
- 2016年1月 [2]
- 2015年12月 [3]
- 2015年11月 [1]
- 2015年7月 [2]
- 2015年6月 [4]
- 2015年5月 [6]
- 2015年4月 [7]
- 2015年3月 [1]
- 2014年10月 [1]
- 2014年9月 [1]
- 2014年8月 [1]
- 2014年7月 [2]
- 2014年2月 [1]
- 2013年6月 [1]
- 2013年4月 [1]
- 2012年6月 [1]
- 2012年5月 [4]
- 2012年4月 [4]
- 2012年1月 [2]
- 2011年12月 [3]
- 2011年11月 [5]
- 2011年10月 [5]
- 2011年9月 [3]
- 2011年8月 [1]
- 2011年7月 [4]
- 2011年6月 [2]
- 2011年5月 [3]
- 2011年4月 [3]
- 2011年3月 [3]
- 2011年2月 [1]
- 2011年1月 [1]
- 2010年12月 [1]
- 2010年11月 [2]
- 2010年10月 [1]
- 2010年9月 [1]
- 2010年8月 [1]
- 2010年6月 [2]
- 2010年5月 [3]
- 2010年4月 [1]
- 2010年3月 [1]
- 2010年2月 [1]
- 2010年1月 [1]
- 2009年12月 [2]
- 2009年11月 [2]
- 2009年10月 [1]
- 2009年9月 [2]
- 2009年8月 [1]
- 2009年7月 [2]
- 2009年6月 [2]
- 2009年5月 [2]
- 2009年4月 [4]
- 2009年3月 [1]
CATEGORY
お墓・石材に関すること
なんでもご相談ください
お気軽にお問合せください
0120-35-3042